つみたてNISAをやってみたいけど、初心者だから不安・・・
2024年から制度も新しくなるらしいしまだやらなくて良いか。。
投資って馴染みがないと不安に思いますよね。
でも実は、投資初心者だからこそ「つみたてNISA」はおすすめなんです!そして長期運用に適したつみたてNISAは今すぐにでも始めた方が良い資産運用サービスなのです。
筆者がつみたてNISAを始めたのが2021年。
当時は、子育て中のフツーの主婦で収入もゼロ。夫の給与で毎月やりくりをしていましたが、妊娠中にFP(ファイナンシャルプランナー)の勉強をしなんとかFP1級とCFP認定を取得。
その学びの中で「資産運用」の重要性を知り、その一歩として「つみたてNISA」を始めました。
投資と聞くと「知識がないからちょっと怖い・・」「主婦でもできるの??」と不安要素がつきまといますが、実はつみたてNISAは初心者にとって様々なメリットがあるのです。
今回は、投資の入口として最適な「つみたてNISA」の概要と、初心者にもおすすめな理由をまとめました!
- つみたてNISAの概要を知りたい
- つみたてNISAのメリットを知りたい
- つみたてNISAをやってみたい
それでは早速つみたてNISAの概要を見ていきましょう!
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つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、長期積立投資・分散投資による資産形成を後押しするために創設された国の制度です。最長20年間、投資から得た利益が非課税となる代わりに、投資可能額は年間40万円までに設定されています。
つみたてNISAの特徴
NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」があります。
一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|
非課税保有期間 | 5年 | 20年 |
年間投資上限額 | 120万 | 40万 |
制度実施期間 | 〜2023年末 | 〜2042年末 新規買付:〜2023年 |
対象商品 | 株式・投資信託・ETF | 投資信託 |
おすすめな人 | 中期で大きな利益を得たい 中〜上級者向け | 長期で堅実に資産を増やしたい 初心者向け |
一般的に、つみたてNISAのように決まった額を一定の頻度で長期間積み立てる「積立投資」は、早く始めたほうが「複利の効果」が増すので、大きな利益を狙いやすくなります。
複利効果とは、運用で得た利益を再投資することで、利益が利益を生んで、雪だるま式にお金がふくらんでいく仕組みのことを言います。 運用益を再投資することで、元本に運用益を加えた金額に対して利息がつくので、長期的に運用することで効率よくお金を増やしていくことができます。
上図の年間投資上限額をみても、つみたてNISAは年間40万円、月々にすると33,333円を毎月コツコツと投資に当てていけば良いので、初心者でも始めやすくなっています。
実際に、つみたてNISA口座開設者における投資未経験者の割合は約9割にのぼり、筆者も2021年からつみたてNISAで初めての投資ライフをスタートさせました。
2024年から改正される新NISAとは?
そんなNISAですが、2024年から制度が大幅に拡充されます。
現行NISA制度 | 新NISA制度 | |||
---|---|---|---|---|
一般NISA | つみたてNISA | 成長投資枠 | つみたて投資枠 | |
制度併用 | 不可 | 可能 | ||
非課税保有期間 | 5年 | 20年 | 無期限 | |
年間投資上限額 | 120万 | 40万 | 240万 | 120万 |
生涯非課税限度額 | 600万 | 800万 | 1,800万円(うち成長投資枠1,200万円) | |
制度実施期間 | 〜2042年末 新規買付:〜2023年 | 2024年〜(恒久化) | ||
対象商品 | 株式・投資信託・ETF | 投資信託 | 株式・投資信託・ETF | 投資信託 |
新しいNISA制度は、これまでのつみたてNISAと一般NISAを合わせた制度になっています。
現行のつみたてNISAは、新規買付が2023年までとなります。2024年以降は新NISAに自動で移行されることとなるので、積立設定を行っている場合、2024年からは自動的に新NISAでの買い付けが始まります。
現行NISAから新NISAへの移行手続きなどは特に必要ないんだね。
そのため、2024年を待たずしてつみたてNISAを始めた方が、投資期間が長くなる=「複利の効果」が増すので、今すぐにでも始めることをおすすめします。
【徹底解説】つみたてNISAを今すぐ始めるべき理由|5選
そんなつみたてNISAですが、複利効果も含めほかにも「今すぐ始めるべき理由」がたくさんあります。
早速その理由を見ていきましょう。
複利効果が期待できる
複利効果とは、投資時にでた利益をそのまま再投資することで投資元本が増え、利益が増幅する効果のことをいいます。
つみたてNISAのような積立投資であれば、年々蓄積されていく利益をそのまま再投資に回していくので、結果的に元本が増え、さらなる利益を生む効果が期待できます。
このように「複利」とは、投資で得られた利益を含む元本に対して付加される金利を指しますが、「複利」に対して「単利」という言葉もあります。
単利とは投資した元本に付加する金利のことをいいます。毎年定額の元本に対して付加される金利なので、長く運用するといつの間にか大きな差が出てきます。
このように複利効果は長く運用することで、その効果がさらに期待できるので今すぐにでも始めた方が良いのです。
長期的な資産形成ができる
つみたてNISAは長期投資向けの制度です。
先に説明した複利効果は長期運用をすることでその効果が期待できますので、つみたてNISAで長期的な資産形成を目指すことができます。
長期投資の効果を比較してみましょう。
【例】 毎月の積立金額:3万円 想定利回り(年率):3% 積立期間:30年
引用元:金融庁HP
たとえば、毎月3万円の少額投資による積み立て投資を想定します。
年3%の収益が期待される低リスク商品に投資した場合、15年間の投資期間で貯めることができるのは約680万円です。
しかし投資期間を30年とすると、約1748万円になります。
その金額を同じ3%の収益で15年間で達成するには、月々7.7万円の積立額が必要になります。
運用を早く始めることで投資期間が長くなり、少額投資でも十分に効果が期待できます。
つみたてNISAを今すぐに始めることで、効率的に将来の資金ニーズや老後資金に備えることができるんですね。
「ドル・コスト平均法」の効果が得られる
ドル・コスト平均法とは、毎月「定期的」に、同じ「購入額」で買い付ける方法のことをいいます。
定期的に一定額を投資することで、株価が安いときは多く、株価が高いときは少ない株数を購入します。結果として1株当たりの購入価格は平均化されるので、価格変動リスクを低減させる効果があります。
つみたてNISAを使う場合、最初に口座を開設し、毎月のつみたて金額と、買う証券を決めたら、あとは自動的にこのドル・コスト平均法で資産運用をおこなってくれます。
そのため、購入するタイミングを慎重に検討しなくて良いので、投資初心者でも簡単に運用を始められます。
因みに「ドル・コスト平均法」も、先に解説した「複利」の効果と同じく、長く続けることで効果を発揮しやすくなります。
少額から始められる
つみたてNISAは、月額100円から投資を始めることができます。
比較的少額の投資で始めることができるため、初心者や予算の制約のある人にも取り組みやすいです。徐々に投資額を増やしていくことも可能です。
なお、最低積立金額(いくらから投資できるか)は金融機関ごとに異なります。
大手ネット証券会社 | 大手銀行 | ||
---|---|---|---|
SBI証券 | 100円以上1円単位 | 三菱UFJ銀行 | 1000円以上1000円単位 |
楽天証券 | 100円以上1円単位 | ゆうちょ銀行 | 1000円以上1000円単位 |
松井証券 | 100円以上1円単位 | みずほ銀行 | 1000円以上1000円単位 |
マネックス証券 | 100円以上1円単位 | りそな銀行 | 1000円以上1000円単位 |
auカブコム証券 | 100円以上1円単位 | 三井住友銀行 | 10000円以上10000円単位 |
筆者は、SBI証券で毎月33,333円を、
夫は、楽天証券で毎月33,333円を積み立てているよ。
少額から始められるつみたてNISAですが、毎月5000円の積み立てでも長く続ければまとまったお金を準備できるので、投資の効果は十分に得られます。
税制優遇措置が適用される
通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAでは運用利益を最長20年間、非課税で受け取ることができます。
そのため、本来差し引かれるべき税金分も運用にあてることが可能です。
長期運用をして利益が100万円出たとしても、そのうち約20万円が税金で取られてしまうと、なんだか損した気分ですよね。
2024年から始まる新NISAにおいては、2024年から非課税期間が無期限になり、1,800万円まで非課税保有ができるようになるなど、メリットが拡大する予定です。
まとめ
投資は、長期運用することで複利効果で利益も大きくなることが期待できます。
2024年から新NISAが始まるので、2023年までの現行NISAの非課税枠を利用しないともったいないです。
新NISAへの移行手続きなども特に必要ないので、少額から始められるつみたてNISAで投資ライフの一歩を踏み出しましょう!
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筆者は、投資初心者のころ下記で投資について学びました。
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